ニキビはなぜできる?

人間の皮膚の毛穴には、「アクネ桿菌」という菌が常に存在していて、ここに様々な要因で、ホルモンバランスが崩れることにより、皮脂が過剰に分泌され、毛穴を詰まってしまいます。
毛穴が詰まってしまうと、肌のバリア機能は弱まりますので、「アクネ桿菌」がドンドン増殖していき、毛穴の中で炎症を引き起こす働きをします。これによって皮膚が、炎症・化膿してしまった状態が、にきび(ニキビ)になります。
もう1つ補足として、皮膚は皮脂が過剰に分泌された時点で、「リパーゼ」という酵素を出し、必死に皮脂を減少させる抵抗をするのですが、この「リパーゼ」によって遊離脂肪酸という酸が発生し、この酸が酸化してしまうと「脂質ラジカル」という炎症を引き起こす物質が発生します。これも、にきび(ニキビ)の原因に挙げられるでしょう。